【黒電話】今の若者は黒電話の使い方が解らないという、時代の流れを感じた出来事
貴方は黒電話( ダイヤル式電話 )の使い方が解りますか?
今では全く見かけなくなってしまった黒電話(ダイヤル式電話機)ですが、今の若者は見たことすらない、使い方も解らないという現実を目の当たりにしたという出来事です。
【 黒電話とは? 】
黒電話
黒電話はどこの家庭にもあった電話でして、ダイヤル回線の電話機なんですね。
黒電話って言ってますけど、色は黒だけではなくて、アイボリーとか緑色なんかもあって、色は何種類かあるのですが、ダイヤル回線の電話=通称黒電話という認識が皆さん定着しておりまして、(多分ですけど‥) 黒電話とさせていただきます。
まぁ、黒が多かったのも確かなのですけどね。
使い方は、送受話器をはずし、回転盤を指止めまで回してはなし、戻ってからまた回転盤の数字を回すだけ。
送受話器は、右側が受信( 聞く方 )で、左側が送信( 喋る方 )です。
私の職場では、工場の内線、外線用と二つの黒電話があります。
工場内は広いので、あちこちに内線電話(黒電話)が配置しており、どこにいても内線番号をダイヤルすればその場所に配置されている内線電話に繋がるという、昔ながらの工場なのですが、今の時代は何でもデジタル化でダイヤル式なんて分からない人も多いのですね。
もちろん、支給されているケータイもありますよ。
今は、ほとんどがケータイでのやり取りなので、ますます内線電話や、外線電話なんて使わなくなってしまいましたね。
ちなみに、外線電話というのは、工場の外。
いわゆる自宅や他の施設やら他の会社なり、自社工場以外に電話を掛ける際に使用する電話でして、これにも、ちょっとしたやり方がありまして‥
まぁ、それは後ほど‥
内線、外線
この黒電話は、内線、外線機能として私の勤める工場の至る所に設置されており、何処から掛けてもその設置場所の番号さえ分かっていれば繋がるというものです。
工場内の他の会社でも内線番号で通話できるという、昭和時代にしては画期的な優れものですね。
番号自体も省略していて、市外局番なんてもちろん無いし、一桁、二桁で繋がります。私の勤める工場では何千何番まであるので四桁までありますけど、それでも四桁です。
内線番号ではそのまま番号をダイヤルするのですが、外線で( 工場の外 )に掛ける時には、最初に「0」をダイヤルしてから掛けなくてはならなく、分からない人はいつまで経っても掛けれませんよね。
「0」じゃない所もあるかもしれないので言い切れませんが、回線を切り替えてからの番号入力で外線として掛けれます。
新人が内線で
この前、衝撃だった出来事が。
新人が内線で連絡してと言われて、私の所に来て
新人:「 内線で連絡してって言われました。」
私:「 じゃ、これ( 黒電話 )で掛けて 」
新人:「 どうやって使うんですか?」
私:「 ((((;゚Д゚))))))) えっっ‼ 」
使い方が解らないなんて衝撃でしたが、ちょっと面白そうなのでそのまま‥
私:「 いいからやってみな 」
新人:「 はい。ばーちゃん家でこんな電話見た事あるので‥」
と、おもむろに受話器も取らずに、ダイヤルの穴に指を入れます。
新人:「 あれ?」「 押ささりませんけど‥」
私:「 押すだけじゃダメじゃない?ダイヤルだから回さないと 」と第一ヒント。
私:「 まず受話器を取って 」と第二ヒントまでサービスしました。
新人は受話器を取り「 ツー 」と音が鳴ってダイヤルを回そうとしますが、上手く指が入ってなく、途中で抜けてしまって、回転盤を指止め位置まで持っていけません。そのまま、また最初からやろうとしますが、一度受話器を置いてリセットしないとならないなんて事も知らないので、
私:「 一回受話器を置いてまた取って 」と第三ヒント。
新人:「 奥が深いっすねっ‼ 」
私:「 深くもなんともね~からっ‼」
その内線番号は4桁で、悪いことに「0」が入っていたのです。
「0」は回転盤を一番回さなくてはならなくて新人には難しかったらしく、2回も指が抜けてやり直してました。
新人:「 指がつりそうっすね 」
私:「 ( ̄﹏ ̄;) 」
いや~ダイヤル式の電話を使えないなんて、時代の流れを感じますね~
╰( ̄ω ̄o)
外線通話で
一応工場の電話なので、通話料金も工場が負担です。
内線番号では、通話料金は掛かりませんが、外線で通話する際は通話料金が発生します。家の固定電話と同じ認識です。
昔、こんな話が。
その社員は新婚で交代勤務者( 朝から勤務や夜から勤務がある )だったそうで、夜中の仕事中は、誰も居ない事をいいことに外線を利用して奥さんに電話し、長々と会話しながら仕事をしていたそうです。
当時は、ケータイ電話なんて無い時代ですし、新婚さんですもん声だけでも聞きたいですよね。
それが、毎回その人が仕事をするたびに、外線で通話料金も多いので、「 なんかおかしいぞ 」と会社も通話記録や時間を調査したそうです。
結果、その新婚社員だと判明し、彼は莫大な通話料金を支払い、厳重注意されました。
そりゃぁ、会社もバカじゃないですよ。
でも、新婚社員さんの気持ちも分かりますね。
(;´д`)ゞ
【 公衆電話は? 】
赤電話
公衆電話などは、赤電話といって赤い電話機で先にお金を入れるタイプ。
10円しか入れられないタイプと、100円も入れられるタイプもありました。
プッシュ式になってからは、緑やグレーの電話機でテレホンカードを入れるタイプ。
電話BOXなんかもこのタイプでしたね。
彼氏、彼女と話す為に電話BOXに入り電話の上に10円玉を積み上げて会話していたものです。
100円玉では、お釣りが出てこないので皆さん10円玉に両替してましたね。
今では、電話BOXもほとんど見かけませんよね。
これまた時代の流れを感じます。
テレホンカード
テレホンカードも流行りましたよ。
お金ではなくカードで支払いするタイプです。使い捨てのプリペイドカードですね。
色々なキャラのカードや、限定カードなんかもありましたよ。
人気の芸能人のテレホンカード、アイドルやアニメ、漫画の人気キャラクター等は、高価買取してもらえましたね。
ただ、未使用が条件で、一度使ってしまったものは買い取り不可でした。
このテレホンカードは使用するとカードに穴が開いていき、使用度数が「0」になるまで使えます。
使用度数とは、50度で500円分使えて、105度、320度、540度、と千円分なら5度、3千円分なら20度、5千円なら40度といったプレミアがついてましたね。まぁ、5千円分購入すると400円お得になりますよ。というだけなのですが‥
この穴の開いた使用済みテレカに、新たに磁気情報を加えてたりした、いわゆる偽造テレカも流行りまして、テレカ105度が10枚( 1万円分 )が千円とかで売られていましたよ。あとは、永久使用テレカなるものもあったらしいです。
穴の開いた所に、銀色のテープを張り付けてるだけで、使用済みが使用可能になるのですから、こんなおいしい商売ないですよね。
今でもプレミアのついたテレホンカードは高く売買されているので、家を整理したりして思わぬ所から出てくるかもしれませんよ。
ちょっと探してみるのも楽しいかもしれませんね。
公衆電話を探してテレホンカードを入れて電話するなんて、今の若者達には考えられないでしょう
【 黒電話まとめ 】
今では小学生でもケータイ電話を持っているなんてのも、当たり前の時代。
電話を持ち運べるなんて、しかも、こんなに小さくて軽くなるなんて、誰が想像したでしょう。
iPadやタブレット等、小さい子供ですら簡単に使いこなせたり出来る時代の変化。
昔の考え方や、やり方も、もう古いと言われて当たり前ですね。
オンラインゲームやオンラインでの仕事。
ネット社会やIT社会といったネットワークでのビジネスやゲームが普及し、ついていくのが精一杯の私。
なんでも、使いやすくやりやすくなってくれるのもいいですが、昔ながらの味わいのある物も無くなってはほしくないですね。
読んで頂きありがとうございました
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